近年では「ミニマリスト」という言葉が、世間の間で賑わせています。ミニマリストとは、必要最低限なものだけ暮らす人たちのこと。
かつては、物を沢山所有している家庭が裕福とされていましたが、実はそれは錯覚。捨てたくても「もったいなくて捨てられない」という心の貧しさから、ゴミ屋敷同然の家になることもあります。
- 果たしてそれは幸福なのでしょうか?
- 幸運が入ってくる隙間はあるのでしょうか?
- どこに何があるか分からない状態で困らないのでしょうか?
もちろん、全てに当てはまるわけではありませんが、幸福度を上げたいなら不要物を処分して「好きなものだけに囲まれて暮らす」方が、今以上に満足できるかと思います。
今回は、私自身が「モノで溢れる生活」からミニマリストになって幸福度がグンと上がったお話をしていきますね。
ミニマリストとは
まず、今回のお話をするにあたって「ミニマリスト」を理解しておく必要があります。当然メリットもあれば、デメリットも存在します。
ミニマリストには、さまざまな解釈がありますが、一般的な定義にあてはめて説明すると
- 不要なものは所有しない
- 必要なもの・お気に入りのものだけを所有する
- 汎用性の高いものを所有する
ということ。
では、細かく見ていきますね。
不要なものは所有しない
不要なものとは一体なんなのか?
- 1年を通して使わなかったもの
-
1年を通して使わなかったものは、2年目に無くても困りません。
- 中途半端に気に入っているもの
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思いっきり愛着をもてるものを1つ所有することで、ものを大事に長く使うことが出来ます。
- いずれ使うかもと思ってとっているもの
-
家の中にあるほとんどのものがこちら。本当に使うときに改めてお気に入りのものを買った方が、満足度も高め。
これらは結局、家の中で何年も眠ることが多いです。
例えば、「購入して全く着ていない服」もしくは、「数回着ただけでずっと保管している服」はありませんか?
「服」に関して言えば、放置していると価値が下がります。場所を取るだけでなく、カビや虫食いなんてものも発生するかもしれません。
結局、普段着る服は「いつも同じ」ってことが多く、流行り廃りも早いため、あまり着用しない服に関しては早めに処分しておいた方が賢明と言えます。
必要なもの・お気に入りのものだけを所有する
ミニマリストは、必要不可欠・お気に入りのものだけを所有することで本領を発揮(幸福度UP)します。
- 見ているだけで幸せになれる家具
- 使い勝手のよいポーチ
- 高いけど良く切れる包丁
などなど、これらは生活の質をグッと上げれくれます。
もしこの中に「安くて使い勝手の良い掃除機」があったとしましょう。
想像してみて下さい。当然、ただの掃除道具としか見れませんよね。
この”ただの掃除道具”を「デザインまで好みの掃除機」に変えてみたらどうでしょう?
おそらく所有感に満たされると思います。
- 使って満足
- 飾って満足
どの視点から見ても満足できるものにすることで、小さなストレスからおさらばすることが出来ますよ。
何気なく周りにあるものを、愛着の湧きそうなものに変えてみましょう。
きっと幸福度はあがるはず。
もし、コストで悩んでいるなら「毎日使用するものは安さで選んではいけない」というのが私なりの答えです。
汎用性の高いものを所有する
汎用性の高いものを所有すると、当然、所有物を減らすことが出来ます。
具体的には
- コーディネート毎に合わせたバッグよりも、どんな服にも合うバッグを1つ
- どんなパンツにも合わせられるジャケット
- どんな料理にもつかえそうなお皿
などなど。
2つ、3つの専用のものよりも、どんなシーンでも使えそうな1つのものを所有しておく方が、家の中で眠ってしまうリスクを避けることが出来ます。
使うシーンが多いということは、それだけ物に対する愛着が湧いてくるということにも繋がります。
ミニマリストのメリット・デメリット
ものを減らすとどんな良いこと、悪いことがあるのかを説明します。
まずはデメリットから。
ミニマリストのデメリット
- 捨てる癖がついてしまう
- 知人が家を訪ねたときににつまらない印象を与える可能性がある
- 物欲が少なくなるため、働く意欲の低下の可能性がある
主にこんなところかと思います。
最小限の暮らしを求めるあまり、過剰にものを減らし過ぎてしまったり、物欲が全く無くなってしまうことも考えられます。よって、働いて「あれを買おう!」というモチベーションは、以前より低下してしまうかもしれません。
しかし、これらデメリットの裏を返せば、お金はかからなくなるということです。
今まで余計な買い物に費やしていたお金は、投資であったり、欲しかった高級品家具に買い換えることも出来てしまいます。
自分のスタイルに見合った最小限の生活に見直すことで、生活の質を高くすることが出来ますよ。
ミニマリストのメリット
- 探し物が無くなる
- 出かける準備が早くなる
- 出費が少なくなる
- 掃除が楽になる
- 引越しや模様替えが楽になる
まだまだ沢山ありますが、ピックアップするとこんな感じです。
「あれ?鍵はどこだっけ?」「仕舞っておいたものどこやったっけ…」なんてことはありません。あらかじめ物を減らしておくことで、ガサガサと探す苦労は無くなります。
出かけるときのコーディネートも「使い回しのできる服」だけにしておくことで、「あーでもない、こーでもない」と組み合わせに時間をかける必要も無くなります。
もちろん、所有物は最小限なので、掃除や模様替えもあっとゆー間。何をするにもスムーズに終わらせることが出来るので、結果的に時間の節約にもなりますよ。
裕福な家庭ほどミニマリストが多い
テレビドラマで、裕福な家庭ほど「家の中がすっきり」していることが多く感じられます。
では、実際はどうでしょう?
実は、現実世界も当てはまります。
これらは、さきほどの理由で、気に入ったものだけを所有し、不要だと思うものは処分したり、人に譲ったりしていることが多いためです。
「必要なときにだけ買えばいい」という思考であるため、「使う時がくるまで所有しておく」という考えは少数派なのでしょう。
一度もので溢れかえってしまうと、掃除もしんどくなってしまい、処分するにもお金がかかってしまうため、負の連鎖になってしまいます。
ものを持つことが悪いことではありませんが、ぎゅうぎゅうに詰まっていると余裕もなくなり、幸運が入り込む「隙」は無くなってしまう可能性が大です。
何事も「余裕」ができるように心がけるようにしましょう。
わたしの実体験
私自身買い物が好きで、特に「服」を沢山所有していました。一時期は、大きなウォークインクローゼット付きの物件に引っ越そうと思ったほど。
しかし、単純に考えればその分、物件は限られ「家賃」も上がってしまします。そこで、大量の服を処分することを決意しました。
ここで問題発生。
しばらく着ていないブランド物の服は「カビだらけ」、おまけに今着ても似合わないような服ばかりでした。
「こんなもののためにわざわざ引っ越そうと思っていたなんて…」と反省し、手放すことを決意。クリーニングしてフリマサイトで売ることにしました。
着回しできないものは全て処分し、クローゼットはとてもすっきりしました。当然、今まで服を入れていた「引き出し」も処分。
他にも、
- 滅多に座らないソファを処分
- ベッドから布団に変更
- バスタオルをからミニバスタオルに変更
- 干す手間が無くなるドラム式洗濯乾燥機に変更
- 使わない食器を処分
- 靴を3足のみ残して処分
と、部屋の面積を広くするためにミニマル化を実行。全体の所有物を3分の1にまで減らすことが出来ました。
おかげで掃除も楽になり、節約出来た時間は本を読んだり、勉強したりと「好きなこと」に時間を割くことが出来ています。
私自身の幸福度は明らかに上がりました。
具体的なミニマリストのなり方
これまでのお話で、デメリットを覆すほどのメリットがお分かりになったかと思います。
では、具体的なミニマリストのなり方について段階を組んで説明いたしますね。
第一段階として、穴の開いた靴下、ヨレヨレのシャツ、人前で堂々と見せられないような服は一気に処分しましょう。
売りに出しても二束三文のものは処分、そうでないもの・服などはフリマサイトでお小遣い稼ぎ感覚で売りに出しましょう。いつか使うかもと思ったもの、1年以上使っていないものは処分対象です。
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もし、利用がまだの人は、招待コード「Rrc591」を入れることで、500円分のポイントを貰うことが出来ます。
主に衣類ですが、どんなシーンでも使えそうな服を購入します。おしゃれ用、自宅用と分けるのでは無く、どちらも使えそうなものに買い換えるのがコツです。また色は、組み合わせによって違和感がでないように、ナチュラルカラーをメインに選ぶようにしましょう。
最後に家具を出来るだけ最小限のものに買い換えます。無駄に大きい物は、余計なスペースを取るだけになってしまうので、掃除のしすさといった面でも必要最低限のものが好ましいです。
お掃除ロボット、ドラム式洗濯乾燥機、自動食器洗い機など、近年では便利な自動化が進んでいます。初期投資はかかりますが、その分毎日の家事は思ってる以上に楽になりますよ。「節約できた時間をずっと好きなことに充てられる」と考えれば安い買い物かもしれません。
以上、ミニマリストになるためのステップです。
こちらは私を含め、「ミニマリストになって良かった!」と思っている多くの人たちが取り入れている方法なので、実践する価値はあるかと思います。
是非、ご活用下さい。
開運は身の回りの整理から
「いくらパワースポットに行っても、開運の知識を手に入れても幸福度が上がらない」という人は、身の回りの整理を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、家に転がっている「ゴミ同然のもの」が邪念として邪魔をしているかもしれません。
何事も余裕が大事だと私は思っています。余裕があるからこそ、幸運が舞い込んできたり、新しい発見が入ってくると私は信じています。
今回お話ししたように、お気に入りのものだけに囲まれた生活は豊かなものです。ものが少ないからこそ、一つ一つを大事にすることが出来るようになりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、また。
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